2020年のM1グランプリを見事に制したマヂカルラブリー。
野田クリスタルの破天荒すぎるボケと、村上の的確かつ勢いあるツッコミがひたすら面白いコンビですよね。
そんなマヂカルラブリーのネタで魅力的なのがつかみの独特さ。
野田クリスタルの口からどんなセリフが飛び出すのかついつい期待してしまう、マヂカルラブリーのネタのつかみをまとめてみました!
マヂカルラブリーのつかみの作法とは?

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マヂカルラブリーのつかみにはお決まりの作法があります。
村上:どうもー!村上です! 野田:〇〇〇〇です。 (2人で合わせて) 村上:マヂカルラブリーです。 野田:〇〇〇〇でーす。 (2人で合わせて) 村上:よろしくお願いしまーす! 野田:〇〇〇〇でーす。
普通に自己紹介する村上に対して、野田クリスタルの全く自己紹介になっていない自己紹介。
(ちなみに村上は本名が鈴木というところも地味に面白いポイントです笑)
そして2人で合わせるべきところでも、野田クリスタルだけ全く合わせずに自己紹介し続けるという暴走っぷり(リズムだけちゃんと村上に合わせていますが笑)。
このクセが強すぎるつかみこそ、マヂカルラブリーの破天荒さの象徴ですね。
そして野田クリスタルの「〇〇〇〇」の部分にどんなセリフがくるのかというところが、マヂカルラブリーのつかみの見どころなわけです。
マヂカルラブリーの破天荒すぎるつかみまとめ

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それではマヂカルラブリーのクセが強すぎるつかみをまとめてご紹介していきます!
①:野田でーす
マヂカルラブリーのつかみの中では比較的ニュートラルなパターン。
マヂカルラブリーが2017年のM1グランプリ決勝に出場した時にもこのつかみを見せました。
②:僕でーす
コチラもマヂカルラブリーのつかみの中ではおとなしめ。
マヂカルラブリーのスタイルがあまり知られていないお客さんの前で見せることが多いつかみです。
③:村上でーす
「村上に偽の記憶を植え付けた」というネタで見せたつかみ。
地味にネタへの伏線にもなっていそうなつかみなところがジワるポイントです(笑)
④:お疲れ様でーす
野田クリスタルにしては控えめかつ気の利いたつかみ。
今後はマヂカルラブリーのつかみに求められるハードルが上がると思うと、滅多に見られないつかみかもしれません。
⑤:その残像です
最初に喋る村上の「村上です!」に繋げることで意味が出てくるつかみ。
マヂカルラブリーのネタの中では使用頻度が高いもので、個人的に好きなつかみの1つです。
⑥:村上殺しです
コチラも「村上です!」からの繋がりで意味が出るつかみ。
ツッコミどころしかないつかみがシュールでインパクト抜群です(笑)
⑦:その知り合いの知り合いです
コチラも同じく「村上です!」から繋げるつかみ。
知り合いですらないというつかみのチョイスが野田クリスタルのセンスを物語っていますね(笑)
⑧:腹筋固すぎクンです
数年前にマヂカルラブリーが使っていたつかみの1つ。
現在の野田クリスタルはかなりガタイが良いので珍しく自己紹介になっていそうですが、このつかみを使っていた頃の野田クリスタルはまだガリガリでした(笑)
⑨:あ”~
コチラはマヂカルラブリーのつかみの中ではレア物の1つ。
もはやマヂカルラブリーの作法にすら則っていないつかみが破天荒すぎますね(笑)
⑩:でっかいエビでーす
いかにも野田クリスタルらしい世界観で、コチラも個人的にはかなり好きなつかみの1つ。
マヂカルラブリーのスタイルがわかっているお客さんが多い場でないとできないつかみですね(笑)
⑪:変な虫でーす
コチラも野田クリスタルらしい世界観のつかみの1つ。
ネタ中での野田クリスタルの動きからすると、意外と自己紹介になっているつかみかもしれません(笑)
⑫:魅惑の何かです
マヂカルラブリーのネタの中ではあまり使用頻度の高くないつかみの1つ。
わりと野田クリスタルの存在を的確に言い表しているつかみじゃないでしょうか(笑)
⑬:漫才王です
コチラはマヂカルラブリーのつかみの中でも定番の1つ。
マヂカルラブリーがM1を制覇したことで、このつかみが現実のものになったことが感慨深いですね!
⑭:大トリにふさわしい男です
2020年M1の2回戦でマヂカルラブリーが大トリだったために使用したつかみ。
コチラもM1を制覇した今となっては貫禄が感じられるつかみになりましたね(笑)
ここまででマヂカルラブリーのつかみを14選ご紹介しました!
あなたはいくつ見たことがあったでしょうか?
残りの2選は2020年のM1グランプリで使用されたつかみです!
マヂカルラブリーがM1決勝で見せたつかみの意味とは?

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マヂカルラブリーが2020年のM1決勝で野田クリスタルが見せたつかみは「どうしても笑わせたい人がいる男です」というものでした。
野田クリスタルが“どうしても笑わせたい人”というのは上沼恵美子のことです。
⑮:どうしても笑わせたい人がいる男です
野田クリスタルと上沼恵美子の因縁は2017年のM1グランプリ決勝でのこと。
ここでマヂカルラブリーが見せた「野田ミュージカル」のネタがあまりにもクセが強すぎたため、こんな騒動が巻き起こりました。

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残念ながらどの審査員も低い点数をつけたため、その時点で最下位に沈み、敗退が確定。最終的な結果も10組中10位の最下位となった。
中でも、上沼は「83点」という極端に低い点数をつけていた。司会の今田耕司にコメントを求められた彼女は「ごめん、聞かないで」とツカミのジャブを放った。そこから怒涛の「上沼劇場」が開幕した。
「好感度上げようと思ったら審査員もね、いい点をあげれるのよ、押したらいいわけです。でも本気で挑んでるんで、みんな。本気で私も一緒に見てます」
審査員としての責任感を持って低い点数をつけたことを説明する上沼に対して、マヂカルラブリーの野田クリスタルが「(こっちも)本気で挑んでるから。本気でやってるから」と口を挟んだ。これに反応して、上沼がさらにヒートアップした。
「本気でやってるっちゅってんねん、こっちも! 一生懸命がんばってる。がんばってるのはわかるけど、好みじゃない」「よう決勝残ったな、思って」
上沼恵美子のマヂカルラブリーに対するあまりの酷評ぶりは、当時話題になりました。
そして時を経て、マヂカルラブリーは「どうしても笑わせたい人がいる男です」というつかみから怒涛のネタで会場と上沼恵美子の爆笑を誘い、94点という高得点を引き出しました。

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得点が発表された時の野田クリスタルの歓喜の絶叫に、思わずウルッときた人もいるのではないでしょうか?
⑯:そのズッ友です
そしてマヂカルラブリーがM1決勝の1stラウンドを2位で通過して迎えた最終決戦。
野田クリスタルが選んだつかみは、「そのズッ友です」というものでした。
このつかみはマヂカルラブリーのネタの中でも過去に使われたことがあるんですが、野田クリスタルの性格からすればどちらかと言うと抑えめなつかみですよね。
それでも、破天荒な野田クリスタルをこれまで支えてくれた村上に対する感謝と、「これからも村上とマヂカルラブリーとして、漫才を続けて行くんだ」という野田クリスタルの決意がこのつかみから感じられて、非常に胸が熱くなりました。

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優勝が決まって見せた野田クリスタルの男泣きが、その想いを物語っていると思います。
どこまでも自分たちのスタイルを貫き通して、ついに頂点を極めたマヂカルラブリー。
M1に優勝したことで、今後さらにマヂカルラブリーの破天荒なつかみが見られる機会が増えると思うと楽しみですね!